meganebu

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MM

B5/32P/400円
水嶋×月子 執事メイドコスプレ合同誌

仲村:漫画 / 実月:小説 でお送りします。
素敵ゲストに緑茶庵の 野原亜利様をお迎えしています(ありがとうございました!)

本文サンプルは続きから。

 

☆仲村(漫画)

☆実月(小説)



 ことの始まりは数日前の電話だった。
「そういえばさ、まだ持ってるの? あのときの服」
 これといった用件のない、ただ声を聞きたいがための会話は今何をしていたかという報告から始まり、やがて思い出話へと変わっていった。
 記憶を掘り起こしては懐かしさにかられ、時にからかいからかわれ――そんな中、郁は何気なく聞いてきた。
 あのとき、とはコスプレ喫茶をした文化祭のことだ。
 着るのは正直恥ずかしかったけど、大切な思い出の品には違いなかった。だから、クリーニングに出してから大事にしまっておいてある。
 そう伝えると、ふうん、と気のない返事が続いて、
「……ねえ」
 僅かな間を置いて、どこか弾んだような、けれど意地の悪そうな声色が耳朶に響く。
 彼がこんな風に呼びかけてくる時は、大抵よからぬことを言い出してくる。そんな経験則と、相手が目の前にいないこともあって、私の頬は軽く引きつった。
「もう一度見たいな」
 何を、と聞き返す。
「決まってるでしょ。月子のメイド姿」
 当然とばかりに返ってきた答えに、困るとか恥ずかしいとか必死に応戦する。けれど、郁の中では決定事項になってしまったらしく、まるで取り合ってくれな い。
 それでも渋り続ける私に、郁はこんなことを言い出した。
「そんなに恥ずかしいなら、僕も一緒にコスプレしてあげる。月子の作ってくれたあの服、僕も大事にとっておいてあるんだ」
 あの服――丹誠込めて作ったそれを、そんな風に言われて悪い気がするわけもなく。
 そうして結局丸め込まれた私は、律儀にメイド服持参で恋人の部屋を訪ねることになったのだ。


***


 なんとなく音を立てないようにして部屋を出た私は、そろりそろりと足音を消し、廊下を歩いていく。
 リビングへ続くドアを静かに開けると、既に着替え終わっていた郁がソファから立ち上がった。
 芝居がかった口調で、優雅に一礼する。
「お待ちしておりました、お嬢様」
「……メイドなのに?」
「全く、ノリが悪いなあ」
 今だってかなり恥ずかしいのを我慢しているのに、郁みたいになりきるのなんて絶対に無理だ。
 そんな私を郁はじっと見つめて、満足そうに頷いた。
「うん、やっぱり可愛い。ガキどもにはほんと目の毒だったと思うよ」
「そう言われても……それにこれはみんなが用意してくれたものだし」
 スカートの裾を軽くつまんで、エプロンドレスを見下ろす。
 そう、これは先生たちの衣装を担当した私のために、クラスのみんなが内緒で用意しておいてくれたもの。
 恥ずかしいものは恥ずかしいけれど、嬉しかったのも本当のことだ。
 これだから月子は、と呆れたように呟いたものの、郁はすぐに機嫌良く微笑んだ。
 私の手を取ってソファの方へと導く。
「ねえ月子。せっかくだからごっこ遊びでもしようか」
 とても嫌な予感がして目だけで問い返すと、郁はいたずら好きな子供みたいな――というかそのものの――顔で言った。
「メイドさんと執事ごっこ」


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といった感じで、メガネと月子たんに執事服とメイド服着せて色々してる健全本です。

  • Category 同人誌情報
  • Date 2010/04/25
  • By meganebu69
  • stsk郁月