meganebu

Bushi

ユーザー「nakamura」の検索結果は以下のとおりです。

SCC関西22おつかれさまでした!

もうだいぶ経ってるけど! 当日はお立ち寄りくださりまことにありがとうございます。直接お言葉もいただけて、実月さんがうれしすぎて浮足立って変になってました。

久しぶりの関西スパコミは本当に盛況で、いるだけでもわくわくするような、意欲が沸き立つようなイベントでした。イベント参加は楽しいなー。

当日に(未完成の状態で)無料配布していた学パロマンガを(完成させて)掲載しました。本当は年始のイベントで本にする予定だったのに、地味に落としてずるずる伸ばしてしまったのはここだけの秘密な。はーあ……。

新刊の書店委託始まってますのでこちらもどうぞー。

http://www.toranoana.jp/bl/cot/circle/46/51/5730353135313436/6d6567616e656275_01.html

ラヴコレ2016参加します

どうもどうも、アリス棚のレビュー記事を書く書く詐欺してる方こと仲村です。素だとちょっともろいので目張りするといいですよあれ。

新年一発目のサークル参加はサイケデリカです。前から特典ドラマについてきた学パロいいよねって話をしていて気がついたらこうなってた。いつもニッチ中のニッチを歩んでます。あと持ちかけたの自分でしたが自分の本は落とすっていうていたらくです。せこせこペーパーかいてます……間に合えば無料配布します間に合えば。

最近の話題といえばアニメ版ノルンノネットに毎週どきまぎさせられてます。もうどんな出来でも絶対見るんだ! 珍しくAT-Xが最速だし! AT-X民(有料)の仲村は毎週正座待機でみてます。

もうすっかり原作信者なもんで冷静な目では見れてない自信があるんですけど、とりあえず「こはる動いた!!」「深琴動いた!!」「七海動いた!!」「アイオンんんんん、空汰あああああああ」っていいながらみてます。一番テンションあがるのは雪ちゃんが動いてるところです。現時点で3話まで視聴済みの信者ですがこれだいぶいいのでは?? 原作のいろんな要素をよく噛み砕いてて「あ、こういうふうにしたのか」と感心したり、ゲームの空気感をつかんだ、でもより映像栄えするように改良された風景に毎回目を奪われます。あとなんつっても音楽にケビンさんが参加してるのも大きい! うわあああここでその曲つかう!? と流れるたびに信者大興奮ですよよくわかってんじゃねえか信者の気持ち……円盤は4巻ともぽちりました。

はー、ほれた作品のアニメ化なんて久しぶりなのですごく冷静じゃない自信ありますが、それも含めて楽しいです。

あと灰デリカさんの初報に悶絶してます。ぐええええたのしみすぎるううううう。

生きるの楽しい昨今ですよ。

絶対階級学園フルコンプクリアした感想

絶対階級学園

フルコンプしたどー。

プレイ時間はだいたい40時間くらいでしょうか。とはいっても、オートモード機能にある「台詞が途中でも次に行く」機能を大半の箇所で使っていて相当ショートカットしてこれなので、ボイス分をすべて聞こうとするとおそらくは倍以上かかるのではないかと思います。

それじゃあネタバレ感想言ってみよう。

三国恋戦記を送り出したDaisy2さんの完全新規タイトルということで、期待もしてましたしすごく身構えてもいましたが、いやー全部きれいに裏切って右斜め上をぶっちぎってくれました。質量はもちろんのこと、内容の攻め方、そしてたたみ方に感服です。

”東京湾沖あるか100kmの孤島――。そこはセレブ子女を集めた煌びやかな学園があった……。”

というのはパッケージにあるコピーですが、ちょっとでもゲームに触れた人からすれば「そりゃそうだけどさ!!」というなんともいえない湧き上がる思いがあるのではないでしょうか。

「良家の子女を集め、厳格な階級制度をしく特殊な学園を舞台にした乙女ゲーム」から多くの人が想定されるだろう、身分の差、立場の差によるロマンス展開……どころじゃない!!

ここで描かれている階級制度とは、とあるコミュニティ内の正統なる法律によって保証された、まごうことなき差別を助長する制度です。暴力および言論による暴力、公然の場所で一方的に罵倒しながらその反論を許さない、反論すれば寄りひどい屈辱を受けかねないという、人権侵害なにそれおいしい? という非常にシビアなものでした。

描写の苛烈さにもびっくりしたんですが、なんつってもその差別構造には、最初は親しげに話しかけてくれた同性のクラスメイトはもとより、攻略対象である5人もばっちり加担していること! 作中序盤で主人公は「差別は良くないものだと教わった」と考え、実際序盤では終始この制度に違和感を覚えてるのは地の文を読んでひしひし伝わってくるわけで、そんな彼女から見れば構造に加担する人たちにはおよそ好印象を持たないだろうって言うのに、それはもう恐れずガツガツ切り込んできます。

初回プレイ時は特に薔薇階級の二人、陸とレイには登場するたび終始「今すぐ殴らせろ!!」と本当に腹を立てていました。陸は傲岸不遜な態度で表立って制度を利用してくるし、レイは穏やかな口調ながら身分制度とそれによって生じている軋轢については常に肯定的でいるし、二人ともそれぞれに差別構造に積極的に加担する人間といえるでしょう。

またミツバチ階級である壱波や萌花も、それぞれに下層階級である石ころには厳しく、露骨に態度を変えてくる。主人公が石ころ階級に堕ちたときの態度の変えっぷりはすばらしいものがありました。石ころ階級の十矢とハルは直接の被差別対象となる二人ですが、その内面も単なる被害者で終わらない複雑さがあってたまらない。

もうもうその思い切った振り方が「これは、これまでと違うゲームや……!」と感じられて最高です。

石ころルートだった1週目はここら辺のコンボがしんどくてしんどくて、実況していたログを見ても真剣にカッカしています。というか、いまも全部みて少し落ち着いているだけで、たまに序盤の展開を見返すとやっぱり頭にきます。恋愛感情をベースにした人と人との相関図を描く作品で、ここまで悪感情を抱く題材を、真正面から誤魔化さずに描いた意気込みにまずはガツンときました。

主人公の階級が変わったことで露骨に態度も変わり、そんな中でも個人的な関係を積み重ねてきた相手と親密になっていき、やがて浮かび上がってくる学園の陰謀……というのが石ころルートの主な筋道ですが、この構成も大変良かった。

学園に隠された秘密はもろにこの階級制度を根底から打ち壊しかねないもので、それを知った人は確実に階級制度に懐疑的になるものです。でも、まず主人公との関係を重ねることで、それまで従順だった階級制度を少しずつ疑っていくという展開をいれることで、「主人公と仲良くなっていくこと」が単純な身分差、周囲からの圧力というロマンス用ギミックに留まらない、彼ら自身の人間性の回復に関わる大きな要因として描かれています。これ展開が逆(陰謀の開示→主人公とのロマンス)だったら、プレイヤーが受け取るニュアンスは絶対的に変わっていたはずです。

また、こうやって大きな苦難に立ち向かう前に一度カップル成立させ、その後に、そう、その後に!再度バッドエンドを設けるというこの思い切り! 一度は心が通じ合い甘い関係を見せておきながら、その後の悲劇的な展開を持ってきていることが、このゲームのチャレンジ振りを感じる要因です。

そんでまたバッドが容赦ないんだ!! ひどい!! プレイヤーの心を折るためだけに(もしくはハッピーエンドへの執着を更にあおるために)用意されているとしか思えない容赦なさ!! ひどい!! 褒めてる!!

ひどいといえば薔薇ルートも酷い!! なんかもう全部酷い!! 前述の通り、ゲーム開始時の主人公は階級制度に非常に懐疑的な人物でした。それでも薔薇ルートに進むということは、単にお上の沙汰だけではない、差別を内包する制度を受け入れた一生徒に変わっていく、という彼女自身の内面の変化があっての結果です。一種の悪堕ち展開といっていいでしょう。

もともと主人公は学園に来る前にたった一人の家族であった父が失踪し、全く身寄りのない状態でこの学園に来ています。ゆえに、普段は非常に明るい逞しさを感じる性格ですが、一方で孤独にさらされると陰りを見せる人物です。

石ころルートでは最初から持っていた自分の筋を通し、階級とともに態度の変わる級友たちに啖呵を切る勇気を持ち合わせる人物でした。が、学園の空気に染まりはじめた頃に上層階級に移ったことで階級性への順応が後押しされた薔薇ルートでは、階級が変わったことで級友たちとの関係はまたがらりと変わりそれゆえに孤独を覚えるものの、それに反発も出来ない人物になっている。よりいっそう孤独にさらされ、その空虚さ、弱さを埋めるために、そばにいた彼らにおぼれていく……。

そんな展開なので、結末も大体ろくでもないこと丸見えだったけど、予想(ある意味期待)を上回る「堕ちるならとことん」精神に拍手を送りたい。

なんというか、主人公のネリはあれで結構「他人に寄りかかりたい」し時に「他人に縋りたい」タイプなんだろうと感じました。それは、馴染んだ場所から引き離され見知らぬ土地にやってきたという不安や寂しさを抱えているからというのもあるし、彼女自身も知らない封印された過去も知らず知らず影響しているのかもしれません。ゆえに「人を疑うことを知らない」というプロフィールの一文にも納得です。自分を支えるために時に他人に縋る彼女は、誰かを疑うことが出来ない。疑いを持てば縋ることもできないから。だから彼女は疑えない。

そんなわけでネリはなかなか人を疑わないので、同時に制度に懐疑的な気持ちを持ったまま石ころ階級に落ち、周囲からのひどい態度に腹を立てながら、ときどき垣間見える対個人の良さや輝きというものに真っ直ぐです。それは時に「人を変える強い力」となって周囲に影響を及ぼしていきます。

階級制度に従順な態度にこそ反発するものの、その人個人の持つ「良さ」には真摯に接する彼女は、時に相手を叱咤し時に良さを伸ばしていく。その結果、石ころ階級の彼女に接した人物は階級制度に疑問を持ち、この学園に苦しみをもたらすものであると少しずつ気がついていく。それが後々明かされる学園の陰謀を暴くときに、彼らに勇気と聡明さを与えていくんですね。

例えば十矢は出会った頃から階級制度に懐疑的で、彼女に正されるところなんかなさそうに見えます。けれど、彼もとある理由から特定の性質を持つ人物には非常に辛い態度で当たり、またそうであることを当然としている人物です。それは学園の階級制度が直接生んだものではないけれど、「他者に対する無理解無慈悲を許容する」という点では非常に近いものといえるでしょう。実際に作中ではネリにその点を指摘され、最初こそ受け入れられず反抗し、けれど少しずつ考えを改めていく。それは結果として十矢の視野を広げ、彼がもつ多くの人を導く指導者としての素質に確実に反映されていったわけです。

同じように、強く階級制度の思想にさらされていた陸、レイ、壱波は彼女に影響され、その考えがただされていく。

階級制度の邪悪な面も積極的に活用している陸はもちろん、誰にでも分け隔てなく穏やかに接する紳士ながら実際には階級制度についての有無を言わせないレイ。この二人に関しては、表向きの性格が違うだけでそれぞれに「石ころは同じ人間じゃない」と思ってる類なので、石ころの身であるネリを心を通わせることで価値観や人生観が変わり、視野が広がっていきます。

壱波は階級制度の厳しい面を知りつつ、すべての面において階級制度があるから仕方ない、どうしようもない、覆せない、立ち向かえないと思っている(だからこそ自分をその階級でありたいという意欲が強い) 彼もまたネリからの真摯な提案に対して、最初こそ「うるさい!」「俺のこと馬鹿にしてんの!」「俺だって考えてんだよ!」と頭ごなしに怒鳴って返すというわかりやすい最低ヤローでしたが、ネリの言い分の正しさには実はちゃんと伝わっているし、伝わったからこそ真相ルートでは本来の頭の回転の良さを発揮し、他に類を見ない発想の柔軟さで困難を切り抜けてきました。

そうそう壱波といえば薔薇ルートの彼のシナリオは特徴的でしたね。選択肢がすべて彼がいないときに発生しており、つまりエンディングに影響する作中の主人公の言動は、パートナーである壱波には届いていない。不安で揺れる主人公の内面を確定するために選択肢があり、その結果「凡庸な一生徒に変わってしまった彼女」に壱波のほうから失望する、という一幕もありました。こういう作りこみも憎いね~~上手いね~~~。

少し毛色の違うのはハルで、彼はあの制度の中でもさらに最下層にいる立場ゆえに、十矢以上に客観的に差別構造の形を知っています。あの制度の本質について誰よりも掴んでいながら、発言力のなさからその指摘を表に出すことができず、自尊心が極限までにすり減らされている状態です。なので、彼に対してネリが行うのは、彼が本来持っている自尊心、プライドといった自分を強く肯定できる気持ち回復すること。彼に出来ること、彼にしか出来ないことを促し、少しずつ発言力を養っていった。

でもね! これがね! 石ころ・薔薇ともにバッドエンドではこの施策がすべて裏目に出て、ネリは善意と好意によって彼を支えているつもりがハルの自尊心を根こそぎ奪ってしまうという、作中でもおそらく最も悪い状態として出てしまうというこの地獄ぶり!! ハルのバッドエンドは全部辛い!! 何もかも奪われ虚無でしかないハルが、文字通りネリには噛み付き傷を与えるのは、彼に最後に残された執着といっていいのか!?  痛みしかない!!

そんな風に感心し、時に胸をかきむしりながら読み進めるプレイ体験は、心から充実していました。

苛酷な環境で心をすり減らしながら、それでも心を通わせ、少しずつ他者に虐げられない/他者を虐げないことに目を向け始める。そして明かされるこの階級制度の強大で卑劣な真の姿に、彼らはそれまで積み上げてきた人間性を胸にして立ち向かっていく。そこに至るまでにはいまにも切れそうな細い線をなんとか手繰り寄せ、ようやく見えた光を力強く掴み取る。その姿に自然と胸が熱くなっていました。

いやー楽しかったー。そうそう、スキップ機能はもちろん、次の選択肢まで暗転一発で進めることが出来るジャンプ機能がすこぶる便利でした。これどのゲームにも必須機能にして欲しいなー。

ほんと楽しかったです。

あやかしごはんフルコンプ感想

あやかしごはんフルコンプ感想

いまさっきフルコンプした方、仲村です。

ハニビさまの新作だーと飛び込んで1週間ずぶずぶでした。嘘です途中でスタスカカフェいきました。こっちの感想もまたそのうち書くと思います。

というわけでネタバレしない程度の範疇で感想いってみよう。

だいたいのプレイ時間は、各編6時間、スキップ駆使のキャラ攻略で2時間、もろもろ回収してフルコンプまで20時間と言うところでしょうか。攻略対象が6人というのも一般的には多くも少なくもない人数でしたが、全体にコンパクトな印象です。とはいっても内容そのものが気軽なものだったかというと相当に重いし濃い、という感想です。

スタスカや青はじもそうなんですけど、ハニービー製ゲームは「輝かしく愛しい日々を精一杯生きる」という作風ですよね。今回のあやかしごはんもキャッチコピーからして"おいしいごはんを食べればみんな『幸せ』"と真っ向から打ち出してます。過去作をプレイしていても終始そういう空気を感じていたんですが、でもそれは一見とてもポジティブで力強い響きに聞こえるけれど、同時に「いつか亡くなってしまうかもしれないこの輝き」という深い虚無をみつめてるような感じが自分の中にありました。

それはたとえばスタスカ冬における卒業だったり、哉太の身体のことだったり、教師陣の大切な人の顛末だったり。死生観も含めた別れや無に対する恐れや混乱、絶望といったものも折に触れて表現するし、それも誤魔化さずかなりストレートに打ち出してくる、というのがずっと印象にありました。とはいえちょいちょい露出はしても全面にたって出ることはこれまであまりなかったかな、と思っていたところにこの「あやかしごはん」ですよ。

別にそういった要素が嫌だ、みたくないということではもちろんなく。楽しみというのも適切ではないけれど、なんというか、期待はしていました。いつか正面からこういった要素を取り上げるなら、それはいったいどんな形をしているだろうと。

もちろん日々のなんてことのないことを慈しみそれを楽しむ柔らかな空気は維持しつつも、あのいっちゃなんですけど、あの村の周辺で人食い人攫いそのほか怪奇現象おきまくりやんけ! となかなかに世紀末的にシビア。あと予想以上に死に別れ多い! 死ぬよりしんどいバッドエンドも多い!! 人間編冒頭の主人公は生きる意味を見いだせなくて死に一直線だったし、萩之介の過去のエピソードは真剣に怪談だし、トラウマ級の出来事過ぎてプレイ中わーきゃーいうてました。

怖いものみたさも含めた期待の応えはやはり期待以上でした。そこにきてあの大ネタバレの衝撃。もうね、これはね、キタ、とおもいましたね。ハニビ様がこれまでなんとなくチラみせしつつも「そんなことありませんでしたよ?」とすっとぼけていた部分、暗くてじめっとしていて不条理な、闇要素とでもいうべき部分がむき出しになったと思いましたしビンビンに実感しましたね!! 浅葱ルートのバッドエンドは呆然というしかない感想です。あとおまけシナリオの吟さん編が半端なかったです。

また例え幸福な結末に終わっても、公式通販特典の資料集の没シナリオにあったような、ある種の悲しみも折に触れて提示されていましたね。でもさーどう考えても作ってる側も「そこも含めていいよね!!!!」と全力で投げてきてるんだから、こっちとしても「大好きですよ!!!!!!」と同じく全力で打ち返すしかないですよね大好きです!!!!! こういうのおいしいですうううううう!!!!!!!

さまざまな形で死や別れ、絶望といったネガティブな要素が蔓延する中、「おいしいごはんを食べる」「おいしいと感じること」という形で生への渇望や喜びを見出す。辛くて悲しくて涙も枯れるような事態を前に、嫌味なく最も根源的なものをモチーフに生を示してくれる。なんというか、優しいようにみて、抗いがたい要素すぎてこれはこれで厳しい。けれど、丁寧な調理解説とイラスト、なによりキャラクターたちが本当においしそうに食べてくれるおかげでとても魅力的な「ごはん」でした。

グラフィックも背景含めてほぼすべてにカズアキさんがかかわってるようで、スチルも立ち絵も背景もあの村の空気の暖かさ、透明感を表現しているようですばらしかったですね。MANYOさん作のおだやかなのに切なさをくすぐるメロディは、紅葉村に流れる時間の進み方を伝えてくれるようでした。シナリオ、グラフィック、ミュージック、演出すべてにおいて、紅葉村とそこに住まう人の空気を伝えてくれましたし、それが効果的であればあるほどダークサイドもまた深くなるという……ハニビさま、恐ろしい子!!

難をあげるとすれば、シナリオの細かいところで「あれ? そこ流しちゃうの?」というところがいくつか。特に萩之介は「あやかしに興味はあってもあやかしを察知できない」という微妙な立ち位置だけに、もうちょっと丁寧に外堀埋めしてほしかったような気も。そばであやかしが何かして主人公らは本来ありえない結果を得たけど、同じ場にいる萩は違和感を持たないという場面が……そこは「なんで?」みたいに萩之介が驚いて、主人公たちが言い訳をつける展開があるとぐっとキャラにも深みが出たんじゃないかなと。

さらに細かいことを言えば、「あやかしと人が共存する村」という舞台設定が序盤でつかみづらい感じも。言葉では表現されているし、あやかしが見えて縁の深い主人公には違和感は少ないんですけど、あやかしのみえない村人からすればあやかしとはどんな距離感てどういうものなんだろうと。

村人たちは「この村にはあやかしがいる」というのを認識してるのかどうか、伝承にあちこちに残ってるとか、なにかあったらあやかしのせいにされてるとか、そういう台詞があっても大体口にするのは萩之介やスミさんなもんで「あやかし贔屓な人の感想だからでは……」という。クラスメイトらが萩之介のあやかし語りをきいてその感想を口々に言い合う、みたいなシーンがあると良かったのかなーとおもいました。

あとは、登場人物が多いんですけど絵の数が追いついてない感がぐぬぬ。特に富蔵さんや真冬さん、主人公の母親には立ち絵があってほしかったなー。覚醒の詠にも欲しかったなあ。謡はある……とはいってもこの辺、同様のことはPC版スタスカでも多数あって、後に発売されたPSP版では補強された部分だしハニビさまなら、ハニビさまならやってくれる……! と信じてるので今後の展開に期待です。

とりあえずサントラぽちりました。あのパッケージはずるい!!

ラヴコレ2014夏おつかれさまでした!

スケブを受けたはいいけど筆記用具を一切持ってないことに受けた後に気づいて知人に泣きついたことでおなじみの仲村です。

ラヴコレおつかれさまでした! お足元が悪い中、当スペースにもお立ち寄りいただき本当にありがとうございます! 心配していた雨も、日中は小雨、自分が会場を出るころにはほぼ晴れていて助かりました。まあ移動してる間はどしゃぶってましたがね。

今回は実月さんがいなかったもんでもちろん一人で設営一人で搬出してたんですけど、普段その作業はわたし見てるだけなもんで四苦八苦しました!!!! いなくなってわかる大事さ……俺、お前のこともしかして……シャーペンと消しゴム……!! とりあえずこの二つあるだけでなんとかなるもんだスケブ。

そんなわけで一人だしとほぼスペースでじっとしていたんですが、入り口近くだったのでわーって人が来る感じにわーってなってました。やっぱりイベント行くとエネルギー充填できますね。

とはいうても次回のイベント参加は未定です。夏コミは仲村の個人サークルで受かってますが、秋冬はお互いの予定があいそうになくていまのところ空白です。二人ともやる気なくなってるわけではないので、のんびりネットいじりながら機会があれば何かうごうご動いていると思いますのでそのときはまたよろしくお願いします。

最終回みたいなこと言ってるけどまったくそんなわけない。