meganebu

Bushi

あけましておめでとうございます

本年もmeganebuはごりごりと隙間のほうを這いつくばっていくのでよろしくお願いします。

遅くなりましたが冬コミ&年明けインテに立ち寄っていただきありがとうございました!

大阪のほうはいろいろが重なって、二人サークルなのにスペースにどっちもいないということがあったりなかったりあったりしましたが私は元気です。それでもたくさんの方に声をかけていただいたり、コミケでは「既刊全部ください」といった猛者もいたりと本当にありがとうございます。

間髪いれずに次は2月のラヴコレだー。毎回、年の瀬には「来年はもっとまったりしようね」と言ってるはずなんですけど、春以降もなぜかもりもり予定が埋まってってます。どういうことなの……あ、スパコミでスタスカプチ開催おめでとうございます!

ラヴコレ原稿が終わったら遊びたいゲームもたまってるのでやるぞーガンガンやるぞー。

冬インフォメ更新しました

ふーなんとか冬にも本が出そうですよかったよかった。

郁月合同誌はまあいつものしょっぱい感じの何かです。
仲村さんに全力で無茶振ってクリーム師匠とか描いてもらいました。いつもありがとう仲村さん(土下座)
あとゾディアック捏造本については、前に出した本+サイトに掲載した分を詰めただけで
本文の内容は変わってませんのでご注意ください。
そしてゲストに来ていただいたユカナさん、唐突な依頼にも関わらず快諾いただき
本っっ当にありがとうございましたあああああ(ずしゃあああ)

 

あとトキ春本はなんかその、
えろ本なのに終始ひたすらぐるぐるしとるイッチーしかいないという体たらくでして
いちゃらぶきゃっきゃうふふとか自重しないイッチーとかを求めてる方には
向かない感じの本なのでこちらもご注意ください……本当になんていうかすいません……
不憫キャラの不憫っぷりを「ダメだこいつはやくなんとかしないと」と指差して笑いながら
だがそこに全力で萌えるような人種でほんとすいません……。
正直、こんなにもきらびやかなジャンルで自分は何をしとるんだと思いながら原稿してました。
でも楽しかったーい。のはらさんも忙しい中マジありがとう……!!(土下座)

 

さてそろそろMusicの封印を解いてもいいですか……と思いつつ
周囲からはアルカナやれよいや死神が先だろと言われつつ
すいません実はまだ方々に締切残ってました善処します……。

アルカナ・ファミリアやってます

冬のあれこれ更新しましたー。※実月さんが。

気がつけば冬コミ1ヶ月切っとりますね。一通り入稿は終わったので今は落ち着いてる……と見せかけ他にもいろいろあってまだ全然終わってません。どういうことなの……。

とはいえ息抜きをかねて、発売日に買ったまま放置せざるをえなかったアルカナファミリアにようやく手をつけました。リベルタEDは全部見た。

少年漫画×乙女ゲームを掲げているだけあって、内容はパキッと一直線な少年少女らの物語でした。リベルタ編は特にその傾向が強そうですね。耳が溶けそうな甘いセリフはありませんが、それだけにあの年頃らしい初々しい反応が甘酸っぱい。ぎにゃあ恥ずかしい。

もともと自分は少年漫画で育った人間なもんで「そうそう、こういうのがなかったんだよな!」とまんまと術中にはまっているという。くるくると絵とセリフが行きかう漫画のような演出は期待通りの面白さで、特にコミカルな演出は随一ですね。みんなかわいいなあかわいいなあ。

クリアタイムは10時間弱。時間的にはあっさりしてますが、リベルタの葛藤を打ち破るまでの展開にスピード感があったので満足満足。ただ、システム面ではスキップ機能やオートリードはあるもののロード画面でリセットされる上に、結構頻繁にロードするのでそのたびいちいち再設定するのは面倒くさい、というのは数少ないマイナス点だなあ。

リベルタ編をやってるとノヴァが気になる。しかしほとんど触れられなかった幼馴染組や大人組も気になるぐぬぬ。

お知らせなど

ラヴコレ2011秋お疲れ様でしたありがとうございましたーと今更なご挨拶をしつつまずは二点ほどお知らせを。

 

・遅くなりましたが自家通販再開しました。よろしければご利用くださいませ。
 また、ラヴコレ新刊「LO」は書店委託の予定はありません。

 

・いつもお世話になってるのはらさんちのうたプリ本(トキ春)にゲストでお邪魔しました。
 イッチーなら何でもいいよと言われたので、ゲームその後のイッチーが一人で無駄にぐるぐるする感じのトキ春を書かせてもらいました。(イッチー楽しかったですお誘いありがとー!)

 

というわけで何だかんだでうたリピを終えて今SSで林檎ちゃんまでやっつけました。
とてもわかりやすく本命イッチー対抗レンレン大穴教師陣とかそんな感じに踏み抜いたりなどしましたっていうかしています。
龍也サーンが終わったらちゃんと死神やるよ!(あれっ)

しかしついったでイッチーとかレンレンについて何か言ってたはずが気が付くとメガネめんどくさいパーンしたいという話へ収束し続ける自分がそろそろかわいそうになってきた。
そんなわけで冬の本も普通に郁月です。がんばりまーす。

死神と少女について

夏からたまっていた死神と少女ログをアップしました。今見るとはずかちい。主にはまってるのが自分だけなのでさみしーなあとか思ってました当時は。じわじわプレイヤー人口増えててうれしか。

発売日当日に購入し、8月中にはクリアし、その後感想をしたためようと思うものの、いつのまにやらはや10月。感想を描く前に薄い本を出してるっていうね。自分にしてはかなり珍しいことしているような。なにをいってもネタバレになっちゃうし、ネタバレしちゃうのはもったいなさすぎる魔のゲームです。おそろしか。

ちゅうわけでネタバレ感想いってみよう。あんまり乙女脳でものを考えてないのでその辺ご容赦を。

公式の攻略順を全部無視して最初から蒼ルート狙いだったところを、日生ルートがなんかすごいらしいと聞きつけて途中で方向転換し、結果、日生→蒼→千代→桐島→十夜という、今思えばかなりトリッキーな順番でプレイしてました。

特に後悔もなくむしろ最終的なプレイ時間を考えたら、予想本命・結果大本命だった蒼ルートを早めにプレイできてよかったなあと。あの、最近あんまり長いこと集中してゲームができなくてねげふんごふん。

千代まわりでは頭痛いくらいにビショビショ泣いて泣いて……もう当時からもともと野島さんの声を聞いたら脳が溶ける勢いで大好きなのでプレイ中はずっと千代千代いうてました。予想はできてたけどせつねえようせつねえよう。

桐島先輩ルートではすでに千代ルートみてたもんだから、予想もできていたしおかげでずっと涙にまみれてました。このルートは千代と先輩の絆をみる物語なんだろうと。紗夜はむしろ蚊帳の外ではあるんですが、ルートに限らず紗夜と男性陣らの関係の深め方がとてもさりげなくて、それなのに時折ものすんごく濃密で、それがものっそい自分好みなんですよね。ひードキドキする。

うわさを聞きつけ鳴り物入りでプレイし始めた日生先輩ルートで、このゲームの何たるかを学んだ気がします。そしてあたい、みっちゃんEDのこと、大好きです!!!! ああいう虚飾にまみれた絆って大好きなんだほんと大好き。日生先輩EDは、振り返ってみればなんだか一番異質におもえてものすごい希少なんだなと。必ず物語から脱落する人を、追いかけてつなぎとめるただひとつの道なのだと。ある意味、もっとも日生先輩らしくないだけに、あのルートの彼は少し違ってみえてとても愛しい。そしてみっちゃんは蒼や十夜ルートでも光ってましたね!

演出とプロットがあいまって、気分の盛り上がりでは最高潮だった十夜ルート。個人的には蒼ルートのあとでよかったなあと。蒼ルートの十夜さんはものすごくおいしくて、それを引きずってルート入ると倍おいしかった。絵本の話がどこおかしくも切なくて、泣けばいいのかいっそ笑えばいいのか。ああほんとこの感傷をなんていえばいいのかわからんです。

蒼さんはなんですかあの萌えキャラ。急に私服になるとかそのなんだ困る。全編にわたって一人称視点に客観性があり、物語もとても長かったもので、自分の中では一番いちゃいちゃ行為をしていたルートに思えます。恥ずかしいなお前ら。紗夜も蒼も当人らはほとんど恥ずかしげもなくやってるってあたりが一番恥ずかしいな。最初から提示されていたこの距離感のなさこそが、最大の伏線だったのかと気づいたときには真剣にゾクゾクしました。すごいすごいよ死神と少女。

「私を救ってくれますか」と終始問いかけていた紗夜さんが、まさか救う側にまわるとは予想できなくて、そういうの大好きで。虚無を抱える男の子を女の子が助けにいく物語が好きとかそういう次元じゃなく、パブロフの犬みたいに反応せざるを得ないレベルで刷り込まれているので、見事なくらいに一撃で落とされました。

そんなもんだから、すべてが終わってあとがきを読んだとき、魔法使いが救い出したかったのは少女だけではなく、もう一人の友人の忘れ形見であるところのあの少年も対象だったんじゃあないのかなあと自然と考えていました。傍観者の興味が少女だったゆえにああいった語り口にはなったけれど、もし、問いかけたのが少年を主題にしたものだったら、きっとまた違う解釈を聞けたのかもしれないと。それを考えるのもまた楽しく、いつか語りだしてくれないだろうかと仄かに期待もしています。

というわけでファンディスクを!! 早めに!! 頼む!!